4月に入って最初の授業がはじまる時期ですね。最初の授業では何をしますか?
先生やクラスメイト同士の自己紹介、緊張をほぐすためのゲーム、導入となる授業など色々考えられます。
私は最初の授業で「授業のルール説明」と「授業の評価方法」を提示します。
何故最初にやるのか、それには理由があります。
例えばこんな経験ありませんか?
・生徒が授業中に居眠りをした。
・課題を提出しなかった。
・授業中にふざけてうるさかった。
・他の生徒へ危害を加えた。
こうした問題が起きると授業とを止めて指導をしなければなりませんし、イライラして通常の判断ができず、つい怒鳴ってしまったりした経験のある人もいるのではないでしょうか?
そんなときにルールを作っているとシステマティックに処理できるのでストレスを軽減できますし、問題をすぐに解決できることが可能です。
例えばこんなルールを提示します。

・ルール①
授業はしっかり受けましょう。ただ受けるだけでなくメモも取りましょう。
生徒さんの多くはメモをとる習慣がなく、ただボーっと話を聞いているだけで何もしない子もいます。
手を動かすことや、話し合いを設けることで授業にメリハリがつき居眠り防止にもなります。
・ルール②
積極的に授業に参加しよう。参加したら加点します。
高校でも観点別評価が加わり毎授業何かしらの評価をしなければなりません。逆にいえば積極的に授業に参加している姿勢は評価ポイントとなり、生徒さんに還元できるということです。
これを生徒さんに提示することで授業で発表することや質問することは良いことであり、評価にもつながるという意識付けにもなります。最初は発表する子が限られますが、段々と増えていき活気づいた授業になっていきます。

こうした行動ができる生徒さんを育てる授業にしていくよう、話し合い活動や体験学習を多く入れていきたいものです。
・ルール③
違法行為(居眠り、不要物の使用など)や他の生徒への妨害行動は減点。

今回ここが大事なところで、こうした行為をした生徒さんがいた場合まずは確認作業を行いましょう。
私の場合、「1回目は確認」「2回目は最終確認」「3回目で実行」としています。
例えば、授業中に居眠りをしている生徒さんがいたとします。
1回目は確認です。「眠い?どうしたの?」と聞きます。
ここで大抵の生徒はハッとして目が覚めます。
一応その場で聞ける範囲の理由を聞き、場合によっては保健室や相談室へ行かせます。
(体調不良や薬の副作用が原因で眠くなっている生徒さんもいるため)
2回目は最終確認です。
1度確認したのにも関わらず居眠りをしている場合、もう一度確認を取ります。
「本当は体調が悪いのではないか?」「何か理由があるのではないか?」
ここまで聞くと自ら保健室や相談室に移動する。場合によっては眠くならないようにするため顔を洗いに行く、軽く運動するなどをして目を覚まそうとします。
3回目は実行です。
ここまでやっても眠るのであれば2パターンに分かれます。
①「何か特別な事情があり原因不明の事態が発生している。」
②「指導に従わない生徒」
①の生徒であれば授業後速やかに上司に相談、または保健室に連れていき他教員と協力して動きましょう。原因不明の症状かもしれませんし、何か人に知られたくない背景があるかもしれません。
しかしこうした生徒はあまりいません。むしろ②の生徒さんの方が多いのではないでしょうか。
②「指導に従わない生徒」
・何を言ってもハイハイと軽い返事をする。
・ふんぞり返っている。
・何度指導しても修正しない。
こうした生徒さんへの対応は特別な手立てが必要です。
放課後個別面談をしたり、学年団の先生と協力したりして対応しなければなりません。
しかし授業中にそうした生徒への対応をすると授業が止まり、他の生徒の授業を受ける時間を奪うことになります。
なので授業ルールにのっとり
3回目指導を受けた場合
・「その日の評価を下げる」
・「欠席扱いにする」※学校によってはこうしたルールがあったりします。
などを実行し、その場を終わらせましょう。
ここで感情的になって指導したり、真摯な対応をしたりすると他の生徒への迷惑となります。
こうしたルールを最初に伝えることで、生徒さんにとっては授業中に何をすれば良いのか判断材料になるため活動しやすくなります。また教員側からしても生徒さんが違法行為や他生徒への妨害行為をした場合何をしたらよいか判断できるため、突発的な荒っぽい指導を防ぐことにもなります。
最初に授業ルールを説明することで生徒、教師、互いに活動しやすくなります。
ぜひ実践してみてください。
先生やクラスメイト同士の自己紹介、緊張をほぐすためのゲーム、導入となる授業など色々考えられます。
私は最初の授業で「授業のルール説明」と「授業の評価方法」を提示します。
何故最初にやるのか、それには理由があります。
例えばこんな経験ありませんか?
・生徒が授業中に居眠りをした。
・課題を提出しなかった。
・授業中にふざけてうるさかった。
・他の生徒へ危害を加えた。
こうした問題が起きると授業とを止めて指導をしなければなりませんし、イライラして通常の判断ができず、つい怒鳴ってしまったりした経験のある人もいるのではないでしょうか?
そんなときにルールを作っているとシステマティックに処理できるのでストレスを軽減できますし、問題をすぐに解決できることが可能です。
例えばこんなルールを提示します。

・ルール①
授業はしっかり受けましょう。ただ受けるだけでなくメモも取りましょう。
生徒さんの多くはメモをとる習慣がなく、ただボーっと話を聞いているだけで何もしない子もいます。
手を動かすことや、話し合いを設けることで授業にメリハリがつき居眠り防止にもなります。
・ルール②
積極的に授業に参加しよう。参加したら加点します。
高校でも観点別評価が加わり毎授業何かしらの評価をしなければなりません。逆にいえば積極的に授業に参加している姿勢は評価ポイントとなり、生徒さんに還元できるということです。
これを生徒さんに提示することで授業で発表することや質問することは良いことであり、評価にもつながるという意識付けにもなります。最初は発表する子が限られますが、段々と増えていき活気づいた授業になっていきます。

こうした行動ができる生徒さんを育てる授業にしていくよう、話し合い活動や体験学習を多く入れていきたいものです。
・ルール③
違法行為(居眠り、不要物の使用など)や他の生徒への妨害行動は減点。

今回ここが大事なところで、こうした行為をした生徒さんがいた場合まずは確認作業を行いましょう。
私の場合、「1回目は確認」「2回目は最終確認」「3回目で実行」としています。
例えば、授業中に居眠りをしている生徒さんがいたとします。
1回目は確認です。「眠い?どうしたの?」と聞きます。
ここで大抵の生徒はハッとして目が覚めます。
一応その場で聞ける範囲の理由を聞き、場合によっては保健室や相談室へ行かせます。
(体調不良や薬の副作用が原因で眠くなっている生徒さんもいるため)
2回目は最終確認です。
1度確認したのにも関わらず居眠りをしている場合、もう一度確認を取ります。
「本当は体調が悪いのではないか?」「何か理由があるのではないか?」
ここまで聞くと自ら保健室や相談室に移動する。場合によっては眠くならないようにするため顔を洗いに行く、軽く運動するなどをして目を覚まそうとします。
3回目は実行です。
ここまでやっても眠るのであれば2パターンに分かれます。
①「何か特別な事情があり原因不明の事態が発生している。」
②「指導に従わない生徒」
①の生徒であれば授業後速やかに上司に相談、または保健室に連れていき他教員と協力して動きましょう。原因不明の症状かもしれませんし、何か人に知られたくない背景があるかもしれません。
しかしこうした生徒はあまりいません。むしろ②の生徒さんの方が多いのではないでしょうか。
②「指導に従わない生徒」
・何を言ってもハイハイと軽い返事をする。
・ふんぞり返っている。
・何度指導しても修正しない。
こうした生徒さんへの対応は特別な手立てが必要です。
放課後個別面談をしたり、学年団の先生と協力したりして対応しなければなりません。
しかし授業中にそうした生徒への対応をすると授業が止まり、他の生徒の授業を受ける時間を奪うことになります。
なので授業ルールにのっとり
3回目指導を受けた場合
・「その日の評価を下げる」
・「欠席扱いにする」※学校によってはこうしたルールがあったりします。
などを実行し、その場を終わらせましょう。
ここで感情的になって指導したり、真摯な対応をしたりすると他の生徒への迷惑となります。
こうしたルールを最初に伝えることで、生徒さんにとっては授業中に何をすれば良いのか判断材料になるため活動しやすくなります。また教員側からしても生徒さんが違法行為や他生徒への妨害行為をした場合何をしたらよいか判断できるため、突発的な荒っぽい指導を防ぐことにもなります。
最初に授業ルールを説明することで生徒、教師、互いに活動しやすくなります。
ぜひ実践してみてください。
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